豊かな自然が育んだ「郡上クラシックポーク」

株式会社郡上明宝牧場

郡上クラシックポークの誕生

第三章 伝える

さて、やると決めた以上何処から手を付けるか、まず前全農岐阜県本部の川尻部長に相談しました。「全面的にバックアップするで、東日本くみあい飼料の田中と話してくれ」と、気持ち良く言われたのを覚えています。この田中部長との取り組みが、全ての基本でした。とにかく築30年以上の豚舎なので、衛生レベル上げる為に農場への出入りの際に従業員はともかく、全ての入場者には作業着に着替える等、清掃クリーンナップを徹底に行う方向で進む事になりました。言うのは簡単ですが、どう農場の従業員に伝えるかです。とにかく、通って話すしかない!そう思い行動しました。「行くたびに、掃除してください、綺麗にしてください」そう指示をしていました。後から聞いた話ですが「掃除しろ、綺麗にしろ、しかも豚を飼ったのは、数ヶ月しかない。正直そんな素人社長で本当に大丈夫か?」と農場内で囁かれていたそうです。ただ、最終的に農場の従業員が素直に受け入れてくれたのが、幸運でした、志がひとつになり「とにかく、やろう!」